【STEP1-Chapter9】1拍半フレーズ(16分音符の6つ割り)

このチャプターでは、タムの1つ移動を使って1拍半フレーズを叩いていきましょう。

1拍半フレーズとは、1つのフレーズを1拍半でグループ分けしたもので、16分音符でいうと6つずつのグループに分けて叩いていくものです。

本来、1拍は16分音符4つで構成されています。しかし、ここでは16分音符6つ分のグループを 作っていくので、1拍目から2拍目の16分の2つ目までを1グループ、2拍目から3拍目までを1グループ・・・・というように拍に収まらないフレーズを作っていきます。

ここでは、6つのフレーズの最初の音をタムに移動して叩いていきます。
テンポは100を目標に練習していきましょう!

この章の説明

①1拍目を叩いていく

ではまず、1拍目から見ていきましょう。
1つのフレーズの音をタム・スネア・スネア・スネア・スネア・スネアの音に分けていくので、1拍目はタム・スネア・スネア・スネアになります。 バスドラムを4分で1小節叩いたあと1拍目のフレーズのみ叩いていきましょう。

②1・2拍目を叩いていく

次に、2拍目を加えていきます。
2拍目はフレーズの5つ目6つ目の音が2拍目の1つ目と2つ目にきて、フレーズの1つ目と2つ目が16分の3つ目と4つ目にくるフレーズです。
ですので、2拍目はスネア・スネア・タム・スネアとなります。 バスドラムの4分音符を1小節のあと1拍目のフレーズと合わせて1・2拍目のフレーズを叩いていきましょう。

③1・2・3拍目を叩いていく

次に3拍目も加えていきます。3拍目はフレーズの3つ目・4つ目・5つ目・6つ目がくるので、全てスネアドラムで叩きます。 このように6つ割りのフレーズを2回叩くと16分音符12個分になるので、1拍半フレーズは3拍ごとにフレーズが収まるようになっています。 では、同じように1拍目から3拍目までを叩いていきましょう。

④1小節叩いていく

最後に4拍目も加えていきます。
4拍目は、先ほど3拍で6つ割りのフレーズがきっちり収まっていたので、1拍目と同じフレーズになります。 そのまま6つ割りを続けると1小節では収まらないですが、ここでは1小節のフィルインにして叩いていきたいので、6つ割りのフレーズが中途半端になりますがタム・スネア・スネア・スネアで叩き1小節のフレーズにしていきましょう。

同じようにバスドラムの4分を1小節叩いてから6つ割りのフレーズを1小節を繰り返していきましょう。

⑤8ビートを混ぜていく

では次に、8ビートを3小節叩いてから④で叩いた6つ割のフレーズをフィルインとして叩いていきます。 6つずつのフレーズで動いていき拍の意識がなくなる傾向にあるので、バスドラムの4分を意識しながら練習していってください。

⑥6つ割りを2小節分叩いていく

では、6つ割りのフレーズを2小節間にして叩いていきましょう。 6つ割りは3拍で収まるのでその倍の6拍でも収まります。2小節叩くということは残り2拍分叩いていくことになります。
8ビートを3小節叩いたあと6つ割のフレーズを2小節間叩いていきましょう。

⑦6つ割りを3小節分叩いていく

さらに、6つ割りのフレーズを3小節間にして叩いていきましょう。3小節間は12拍です。6つ割りは3拍ごとに収まるので、3小節でもピッタリ収まりつきます。
では、8ビートを3小節叩いたあと6つ割のフレーズを3小節のフィルインにして叩いていきましょう。

ここまで6つ割りの1小節のフレーズから3小節でのフレーズまで叩いていきましたが、さらに 応用としてタムで叩いていた音をシンバルやハイハット、フロアタムなど様々な音に変えて叩いて いくことで曲の中でも使えるフレーズになってきます。